救急看護師が行うトリアージの説明

トリアージについて改めて理解しておきましょう

救急看護師が行うトリアージの説明

救急救命士とよく比較されるのが救急看護師です。 救急看護師は一般病棟とは違い男性看護師が配属されているケースが多いです。

救急看護師も当然いろいろな技能を身につけていますが、その中でも大切なもの がトリアージです。ここでは、救急看護師が行うトリアージの説明と厳しさに ついて説明します。

トリアージとは災害などで大勢の負傷者が発生した場合、治療や搬送の優先順位を つけて負傷者を分類することです。

特に医師の人数が不足している病院に勤務した場合は、救急看護師がトリアージを 行うことになります。医師不足の場合は、救急医療の経験豊かな看護師の存在が 大切になるのです。

トリアージ基準にはカナダトリアージ緊急度スケール(CTAS)と日本独自の(JTAS) があります。それ以外に病院内独自の基準を用いるケースも多いです。 トリアージを実施するには医師が学ぶ診断学と同等の知識が必要になります。

しかしながら、看護師は診断学を学んでいませんから現場でトリアージを覚えて いくしか方法がありません。

災害時に野外でトリアージをする際のタグで定義されている基準をご紹介して おきましょう。

【黒色タグ】死亡や当該時点での医療設備では救命が絶望的なもので基本的に 治療はしません。

【赤色タグ】最優先治療者につけるタグで、現場の状況によっては黒色タグに しなければならない厳しい選択をしなければならない場合もあります。

【黄色タグ】治療待機者につけるタグで、命にかかわるほどではないが挫滅症 候群の可能性があるので選別します。

【緑色タグ】救急処置が不要な人につけますが、全く治療が必要でない人も こちらに分類します。

以上、救急看護師が行うトリアージの説明と厳しさを説明いたしました。 医療にたずさわる人間にとって、黒色タグと赤色タグの選別をしなければならない のは精神的にも厳しいです。けれども医療資源が限定的な状態では必要不可欠な 医療行為です。その覚悟を充分に学ぶ必要があります。